美味しい中国茶の淹れ方

中国茶の歴史は古く2000年以上前から、長い歴史の中で様々な国が入れ替わりながら発展してきました

そうして出来上がった中国茶の淹れ方は、非常に良く考えられており、無駄のない完成された淹れ方とも言えます

現在コーヒーにおいて、巷では様々な淹れ方がありますが、逆に言えばまだ正しいあるべき淹れ方が出来上がっていないとも言えます

そこで、今回は中国茶の淹れ方をご紹介致します

まず、中国茶と言っても様々な種類がありそれぞれ淹れ方が異なりますので、今回は中国緑茶の中でプーアル茶の淹れ方をご紹介します

それでは解説していきます


写真の容器は中国茶を作る際に用いられる宝瓶になりますが、急須を使って頂いても問題ありません

中国茶は、小さな茶器を用いてお茶を作る度に全量出し切り、それを繰り返しながらお茶を楽しむ淹れ方が一般的です



プーアル茶の淹れ方

・用意するもの

急須若しくは蓋碗
茶海(ピッチャー)
茶杯(湯呑)
※磁器やガラス容器を使うと、水質の変化を起こしにくいです
茶葉3~4g(ティースプーン1杯)
お湯(軟水85~90°)

左:蓋碗  右:急須

左:茶杯  右:茶海

①急須にお湯を注ぎ容器を温めます

②急須のお湯を茶海に移し、空になった急須に茶葉を入れます

③急須にお湯を入れます(約130ml)

④10~20秒蒸らしたらお茶を茶海に全量出し切り、湯呑の蓋を外します
 ※蓋を外す事で茶葉に熱が加わり続けるのを防ぎます

⑤できたお茶を湯呑に入れます

⑥2煎目以降は、急須にお湯を入れ即座に全量出し切り蓋を外す、を繰り返します

⑦3~5度程度まで繰り返しお楽しみ頂けます




中国茶とコーヒーの違いは、中国茶ではお茶の特性上コーヒーに比べ非常に少ない量で何度も楽しむ事ができ、葉が細かく粉砕されていない為、ろ過する為に紙や目の細かい茶こしが不要であることで、それらの素材由来の雑味がない状態で楽しむ事ができます

それに対し、コーヒーは豆を細かく粉砕しないと成分がしっかり抽出できない為、お茶に比べ雑味が出やすく使用する豆の量も増え、またフィルターを通す事でそのフィルター由来の成分が浸透したり、フィルターで濾し切れなかった微粉末がたりし流出したります
」また、複数回楽しむ事ができないというデメリットもあります

利点は、お茶に比べ品種が豊富であることや、世界各地の土壌で栽培されている為、様々な味わいを楽しむ事ができます
また、お茶に比べまだまだ発展途上であるが故に、今後また新たなコーヒーが生まれてくる可能性を秘めています

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